緊急帝王切開手術の全容#2
緊急帝王切開手術で、横の開腹
生まれた後、開腹したところを閉じるまで、10分程度?かかりました。ホチキスの針のようなもので傷口を閉じられました。
緊急帝王切開であるにも関わらず、縦の開腹ではなく、横の開腹でした。
緊急性がある手術は縦と認識していましたが、私は横でした。そこまで緊急ではなかったということでしょうか。
縦よりも横の方が治りは遅いらしいけれど、跡が目立たないので、良かったと思っています。そういうところも配慮して頂いたのかなと思います。
担架でベッドまで運ばれました。この時、足の感覚が全くありませんでした。
夜になり、寝る頃には痺れも取れ、お腹の痛みも感じ始めました。
痛み止めの座薬を差してもらいました。
排尿問題
手術直後からしばらく点滴をします。
点滴をするとトイレが近くなりますが、歩くことができないので、自力でトイレに行くことができません。
手術後は、直接管を通し排尿します。
管を通していると、排尿しているという感覚はありません。
この管を外した後に自力で排尿できるかが、一つの問題となってきます。
出産後は、排尿障害になりやすいようで、看護師さんは毎日必ず排尿、排便をチェックします。
これは帝王切開手術に限らず、普通分娩でも起こるそうです。
手術直後は、食事、水分摂取禁止!
夕食も、水分摂取も禁止でした。
手術から12時間くらい経ってから水分摂取の許可が下りました。
寝返りが打てない!眠れない!
寝ている間、痛みで体が思うように動かせず、痛みでお腹に力を入れることができないため、寝返りも打つこともできず、寝ている間は、ほぼ同じ体勢だったため、腰が痛くなりました。
帝王切開で生まれた赤ちゃんは、少しの間、保育器に入るらしく。
入院中は毎日注射
毎日注射します。
痛み止めは座薬
寝ている間は同じ姿勢ということと、体が痛くて、ほとんど寝れず朝になりました。
また座薬を差してもらい少し楽になりました。
質素な病院食
普通分娩でしたら、豪華な食事が出てくると思いますが、帝王切開手術の後の食事は、5分粥から始まります。主食も味が薄いですが、久しぶりの食事なので、とても美味しく感じます。そして量が少ないのか、それとも単に消化が早いのか、すぐにお腹が空きます。次のご飯まで、もちません。しかし、病院から出されるもの以外は食べられませんので、ただひたすら我慢します。入院中は、常にお腹が空いていて、食事の時間が待ち遠しく感じます。
歩行訓練開始
出産翌日の午前中に看護師さん立ち会いのもと、歩行訓練を開始するも、立ち上がるとお腹に激痛が走り、息をするだけで痛くて断念しました。
立ち上がったり、歩いたりといった普段の行動で、こんなにも腹筋を使っていたんだということを再認識しました。お腹に力を入れないと立ち上がることができません。
看護師さんも驚くくらい、全く動けませんでした。
なぜなら、帝王切開手術の前の麻酔が通常とは違っていたのです。
通常の帝王切開手術では腰につけておく麻酔があるようなのですが、私の場合、陣痛が1分おきに来ている状態だったので、つけることができなかったそうです。
その麻酔があれば、手術後もそれほど酷い痛みではないらしいです。
歩行訓練リトライ!
昼食前に再度歩行訓練。
点滴台につかまりながら、なんとか部屋の中を2往復できたので、排尿の管を外します。